インドの古典音楽には、旋律をあらわす「ラーガ」という言葉があります。
《心を彩る》というサンスクリット語に由来しており、情感をあらわすとともに、季節や時間など、自然の流れとも深いかかわりをもっています。
「ラーガ」は私に音の世界の奥深さや美しさ、自然の育みを教えてくれました。そしてさらには、自分をとりまく身近な環境を再認識させてくれたのでした。
世界にはそれぞれの地に根ざした民族のうたが限りなくあり、どれもが心に響く力強さや美しさをもっています。
幼い頃、絵本で眺めたどこか知らない異郷への憧憬・・・。
それらが交錯した時にメロディーが生まれ、曲を書き始めていました。
このアルバムは、心から湧き出た色彩を大好きな仲間とともに奏でた作品です。
1 愛蓮 Airen
2 アムリッタ Amrita
3 パルミラ Palmyra
4 Result
5 分水嶺Ⅰ Ridge Ⅰ
6 源流 Source of the Stream
7 分水嶺Ⅱ Ridge Ⅱ
8 Swash!
9 かげろうの囁く頃 When Dusk is Near
10 絹の靴下の生活 The Life of Silk Stockings
11 Opportunity
12 舟つき場 The Wharf
※全作品:田中峰彦 作曲
田中峰彦(シタール)
田辺頌山(尺八) 、丸田美紀(二十絃)
岡本博文(g)、堀尾哲二(ds)、ロビンロイド(カリンバ、per)
塩谷博之(ss,cl)、平松加奈(vl)
吉野弘志(Cb)、船戸博史(Cb)、武田泉(Eb)
ご試聴ください https://youtu.be/vQWZY2mQIjU